祐心会について 




 

 昭和61年4月に日本空手道 陪劭流義拳館の尾西支部支部長に任命され平成10年3月末までの13年間を経て、その年の6月に三条神社境内の中にある練成館にて陪邵流、中村康人宗家・世界聖道流空手道拳勝会館、丸井聖峰宗家、両先生立会いのもと、祐心会として発足、道場開きを行いました

そしてその後一宮市立三条小学校でフルコンタクト制、いわゆる実戦空手を指導しています。

 空手のルールには他にも寸止め・硬式とありますが、その方式だと技ばかりが先行していくらうたれ強くても負けてしまいますし、精神力は二の次になってしまいます。

武道である以上、打たれれば痛いし、負ければ悔しい・空手を通じて強い精神力を養ってほしいと思います。しかし「強ければよい」という考えではなく、礼儀を重んじ、挨拶がしっかり出来る様にならなければなりません。


 今の世の中、子供達にとって怖い存在がそんなにいないと思います。きちんとすべき時とそうでない時の境目が分からないまま大きくなってしまう子もいます。だから、道場ではとことん厳しくします。最初は辛いかもしれませんが、親御さんからは、「空手を始めて、不登校だったのに学校に行く様になりました」とか、「大きな声でしっかり挨拶が出来る様になりました」との声を頂きます。空手を通して強い肉体だけでなく、強い精神力を養っていける様指導していきますので、今後ともご支援宜しくお願いします。


2019年8月 あいさつ文 

一般社団法人
日本伝空手道陪劭流祐心会
祐心会の空手は組手に関しては、実際に相手に直接打撃をするフルコンタクト空手。
型に関しては本土で90年以上前から継承された陪劭流独自の型。
陪劭流とは、久家陪劭開祖が柔術の楊心流と剛柔流の空手を統合して作り上げた流派なので、元となる沖縄剛柔流の型を正式に継承しています。
昨今の空手ブームで競技が非常に盛んになっております。
当会も組手や型の大会にも積極的に出場して、毎年全国大会にも多数の選手を輩出しております。
組手も型も様々な大会が有りますが、競技に出場する以上は結果も伴うように指導をさせて頂いています。
空手の流派は様々ですが、本土に至っては四大流派と言われる剛柔流、和道流、糸東流、松濤館。ご存知の様に2020年東京オリンピックの正式種目で開催される流派です。
空手発祥地の沖縄では、沖縄剛柔流、上地流、少林流等の首里手、那覇手、泊手が源流になっております。
一言に空手と言っても、組手も型もルールが違い統一とは成らないのが現実です。
当会は沖縄国際伝統空手道連盟に加盟している道場なので、競技のみに駆使せず、自己鍛練により肉体を鍛え健康な身体、そして人間形成を磨き健全な心を身に付けれるように日々の活動に取り組んでおります。

<追伸>
一般部も盛んに稽古に励んでいます。
年齢問わず、競技に挑戦する生徒から、健康やダイエットを目的に入会される方、親子で来られる方も沢山おられますので、是非見学に来てください。
月曜日から日曜日まで毎日、各支部で好きな曜日に参加する事が出来ます。

   日本伝空手道陪劭流祐心会  会長 舟越 祐治


【経歴】
    1983年 『日本伝空手道陪劭流 義拳館』入門
    1985年 『愛知県高校総体』優勝『沖縄インターハイ』出場
    1986年 『名古屋学院大学』進学
    1991年 『第1回世界硬式空手道大会』団体・個人 全日本代表
    1998年 『日本空手道祐心会』発足
    2002年 タイ・バンコクへ、ムエタイ遠征
    2007年 『沖縄国際伝統空手道連盟錬士号』取得
    2013年 『日本伝空手道陪劭流』7段允許取得
    2023年 『沖縄国際伝統空手道連盟 教士号』取得
    2024年 『東久邇宮(ひがしくにのみや)記念賞』受賞
    2024年 『東久邇宮(ひがしくにのみや)文化褒賞』受賞
    現 在  会長として愛知県・岐阜県にて8か所の道場を開設して活動中。

    その他 日本空手道陪劭流主催 全日本空手道大会 
        愛知県空手道大会 名古屋市空手道大会 入賞多数



      
 私は昭和57年に日本伝空手道陪劭流義拳館に入門しました。義拳館 館長 中村義人先生の元、後の陪劭流五世宗家の中村康人先生のご指導を頂き修行をしました。
一宮市で支部長を仰せつかり、月に2回の豊橋支部、本部道場の指導、そして5年後に稲沢支部の指導もさせて頂きました。

平成11年に独立して現在の祐心会発足と成りました。
発足式典には、五世宗家と聖道流拳勝会館 丸井宗家に立ち会い頂き、友好団体の少林流ハワイ聖武館JKKの皆さんも参加して下さいました。

独立当初は30名程の門下生で出発して、現在は総本部、尾張旭支部と常設道場を中心に、本部、木曽川支部、葉栗支部、羽島支部、今伊勢支部、神山支部にて約600名の門下生となり活動しています。
活動内容としましては、主に組手はフルコンタクトスタイル。
型は流派の陪劭流を元に稽古をしています。

組手では何名も全日本チャンピオンを出し、型の大会でも個人、団体といずれもチャンピオンが出ています。

私自身は、少林流ハワイ聖武館 館長 照屋先生に首里手 少林流の空手のご指導を頂き沖縄空手の錬士称号を取得。
陪劭流中村宗家より七段允許を頂いております。
ハワイ聖武館 照屋先生のご紹介を賜り、沖縄剛柔流順道館 範士 金城先生にもご指導頂ける事になりました。
現在は沖縄国際伝統空手道連盟 会長 照屋先生を中心に、顧問の那覇手金城先生、泊手田上先生の元、伝統空手の活動を活発にさせて頂いてます。

師匠から受け継がれている(心、技、体)を軸に青少年健全育成、人間形成を全うしてこれからも生涯空手の道を進んで行く所存で有ります。

令和6年度、長年に渡りこれらの武道教育が認められ、4月8日に宮家より民間の最高の賞と評される東久邇宮記念賞を、11月3日に東久邇宮文化褒賞を受賞させて頂きましたが、まだまだ私自身、未熟で有りますので、祐心会の指導者、門下生と共に稽古を励んで参ります。

一般社団法人日本伝空手道陪劭流祐心会
会長  舟越祐治